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2017
Nagoya Institute of Technology |
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日常生活のあらゆる場面で,たとえばモノをつかんだり持ち上げたりすることはもちろんのこと,箸やボールペン,スマホを使うといった動作において,私たちは手指の恩恵を受けています. iWakkaは,国立大学法人名古屋工業大学の森田良文研究室が,目白大学作業療法学科の矢崎潔教授の協力の下で開発したものです.使用者が柔らかいものを手指で把握する際の把握力の測定を提供します.さらに,使用者に課題を与えて,把握力調整能力の定量的評価,併せて把握力調整能力の回復のためのトレーニングを提供します.ハードウエアの試作開発は株式会社アイム(愛知県大府市)が,ソフトウエアの開発は名古屋工業大学が担当しています. これまで“把握力調整能力”を評価することさえできなかったため,その能力への介入はないがしろにされてきました.現在,複数の医療施設で,中枢疾患,精神疾患,整形疾患、発達障害等の様々な疾患を対象に、iWakkaを用いて把握力調整能力の評価・治療が行われており、多くの症例で介入効果が示されています. |
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名古屋工業大学 大学院 |
利用実績 |
研究成果 |
普及に向けた活動 |